グーグル大好きニッポンのプログラマ
@IT自分戦略研究所とJOB@ITが実施した読者調査(調査期間2008年5月29日~6月6日、集計サンプル数998件)によると、「次に転職してみたい企業」として最も多くの支持を集めたのはグーグルだった。同調査でグーグルが首位となったのは初めて。
http://jibun.atmarkit.co.jp/lcareer01/special/research/0806/01.html
■ 「次に転職したい企業」でグーグルが初めての首位
今までのキャリアを踏まえて、次に転職してみたいと思う企業を3つ挙げてほしい、との質問に対し、最も多くの票を獲得したのはグーグルだった(昨年の調査では日本IBMに次ぐ2位だった)。2位は日本IBM、3位はマイクロソフトと外資系IT企業が続いた。4位で初めて日の丸企業としてのソニーが登場した。
企業名 得票
グーグル 80
日本IBM 71
マイクロソフト 58
ソニー 37
日本オラクル 33
NTTデータ 25
アクセンチュア 25
トヨタ自動車 25
野村総合研究所 24
任天堂 18
日本HP 17
松下電器産業 16
キヤノン 14
ソフトバンク 13
NTT 12
NEC 11
シスコシステムズ 10
ヤフー 10
日立製作所 10
表1 次に転職してみたい企業
転職先企業の選択理由で、多くの読者は、企業が有する高度な技術力を挙げている。あるいは、転職先企業が、自分自身のスキルアップにつながるのかどうか。また、仕事内容に魅力を感じるとの回答も多かった。これらのことから、@IT自分戦略研究所の読者は「高度な技術力を生かしたやりがいのある仕事」を転職先に求めていることがうかがえる。
ただし、転職先人気企業別に選択理由を聞くと、見事に意見が分かれた。
転職先人気企業トップ3社(グーグル、日本IBM、マイクロソフト)に絞って、選択理由を分析した。
グーグルを選択した理由として最も多かったのは「優秀なエンジニアが多い」から。仕事が楽しそうという意見も多く寄せられた。
図1 企業選択理由(グーグル)
グラフの赤い領域は、回答者全体の企業選択理由を分布したものである。全体の分布からはみ出している領域が、各企業の独自のイメージを示している。
グーグルへの転職を希望する読者は、周囲の優秀なエンジニアとの切磋琢磨(せっさたくま)によって、楽しく仕事をしたいと考えているようだ(“楽しい仕事”の中身については今回の調査対象外)。
日本IBMを選択した読者は、同社の技術力およびネームバリューに重きを置いている。仕事を通じてスキルアップが図れそうである、という点の評価も高い。また、ネームバリューの高さは、社会的安定度の評価にもつながると考えられる。つまり、給与水準の高さや福利厚生制度の充実性を見込むことにも関係しているということだ。ただし、「今までと違ったことができる」「これから伸びる」といった未来志向の要素に対しては、マイナスイメージが強い。
図2 企業選択理由(日本IBM)
グーグルや日本IBMと比較すると、3位のマイクロソフトはバランスの取れたイメージを構築しているといえる。回答者全体の(転職先企業選択理由の)傾向とほぼ同じ傾向をたどりながら、それぞれの要素でプラス方向に分布領域を拡大しているのが分かる。若干突出している要素として、「ソフトウェア業界トップ」であることが指摘できる。
図3 企業選択理由(マイクロソフト)