システム管理者兼プログラマの「中途半端さ」が不安です。
Q: システム管理者兼プログラマの「中途半端さ」に不安。どのように自分を持って行けばいいのか,正直悩んでいます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080414/298978/
現在,今の会社に転職して18年目になります(製造業の現場からの転職)。入社当初は,コンピュータに関する予備知識もゼロに近い状態で,COBOLプログラマとして実践の中でいろいろ習得してきました。PCがオフィスに進出し始めたときにも,ほぼ独学に近い形でいろいろ覚え,現在はCOBOLプログラマでもあり,システム管理者でもあり,何でも屋でもあり,という感じです。
このまま中途半端な位置取り,知識でいくことに不安があります。資格取得も考えましたが,会社では特にシステム関係の資格は手当てや昇格に関係なく(昔ながらの製造業なので),モチベーションは上がりませんが,知識の習得という意味での勉強は考えています。ネットワークなどの知識も,普通の人より知っているというレベルです。
一応総務部に属していますので,いずれは人事庶務のほうも見る形になるため(情報システム専業ではなくなる),どのように自分を持っていけばいいのか,正直悩んでいます。
(システム管理者兼プログラマ/男性・37歳)
A:「瞑想法」で「最も心地よい自分の将来像」を想像し,それに向かって「コアコンピテンス」を保持しながら行動せよ
私が36歳で,日本IBMからボストン コンサルティング グループに転職したように,あなたもちょうど30歳代なかばで,今後の人生を考える転機に差し掛かっているのです。その時分に私がやった「瞑想法」をご紹介しましょう。
まずは,布団の中でもどこでもよいですから,横になってリラックスします。次に10年後の自分の姿を想像します。将来の姿なぞすぐには想像できませんので,私は就寝前にこれを数カ月やりました。そして,10年後に独立して会社を経営している姿にたどり着いたのです。
この瞑想では,まずサラリーマンとしての自分を,管理職/ゼネラリストと専門職/スペシャリストのようにいくつかの姿で想像し,次に独立した時の姿を想像します。自分が一番リラックスしている時に最も心地よい将来像こそが,自分が最も求める姿なのだ,と私は思うのです。その姿は夢なのかもしれませんが,それに向かって行動するのは,自分としては抵抗感がないはずです。
10年後の姿にすぐにたどり着けるはずもないので,5年くらい先の中間的な将来像も設定して,自分のキャリアパスを描きます。私の場合は,「まずは修行が肝心」と思い,ボストン コンサルティング グループに転職しました。5年後には小さなコンサル会社のトップになり,KPMGコンサルティング(現在のベリングポイント)で代表取締役をしながら“サラリーマン経営者”の修行をして,8年後に独立しました。今は本当に幸せです。
あなたも,まずは10年後の自分と,その中間としての5年後の自分を設定し,それに向かって行動してはいかがでしょうか。年齢的には最後のチャンスかもしれませんが,逆にこれまでの経験を活かして様々な行動オプションも考えられるはずです。
もちろんリスクもあります。リスクをとらず安定を求めるのなら,会社の指示通りに行動するのがよいでしょう。もし,会社の求める姿と自分の将来像が大きく乖離しているのでしたら,粛々と自分の求める姿に向かって行動しましょう。
その場合,自分の「コアコンピタンス」だけは絶対に確保しなければなりません。あなたのコンピタンスはシステム経験にあるようですから,それを磨くのは必須と思われます。私の場合も,日本IBMでのSE経験を買われて転職し,その後は戦略系コンサルタントとしてゼネラルな知識を吸収しました。
よく「T字型スキル」の重要性が指摘されます。T字型とは,何か一つの領域で深いスキルを身に着け,それを活かしてスキルを横に広げる姿のことです。システム関係でも,企画やプロジェクトマネジメントは経営に直結するものですから,技術と管理の両方を学べます。つまり,システム関係で専門知識や経験を豊富に持っていれば,ほかの管理職にも応用できるのです。そのように考えれば,どの道を選ぶにしても,現在のあなたには,技術やプロジェクトマネジメントのスキルを磨いておくことは大事であるように思えます。
Q: 事業化案がわけのわからない判断で潰されます。...
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[2008/04/24]