一人当たり2億円かけて育てたパイロットたちが…(上)
韓国空軍パイロット、相次ぎ民間航空会社へ
大韓航空 | アシアナ航空 | F16
韓国空軍で今年、131人の戦闘機パイロットがすでに除隊、または除隊を予定している状況にあり、緊張が走っている。2003年に47人だった除隊者が、06年には99人、昨年には138人と増加の一途をたどっているためだ。こうした傾向が今後も続けば、「戦力の空白」が生じかねないという懸念の声が出てくることも予想される。
http://www.chosunonline.com/article/20080328000065
除隊を申請した空軍パイロットのほとんどは、民間航空会社への転職を理由にしている。パイロット採用の年齢制限を、大韓航空は40歳、アシアナ航空は42歳までとしているため、20代中盤で任官した空軍のパイロットたちは、所定の勤務期間である13年を過ぎるやいなや、除隊を申請せざるを得ない状況だ。2012年に除隊を申請できる空軍士官学校45期生の場合、所定の勤務期間が15年に延びたことから、2浪、3浪して士官学校に入ったり、途中で勤務期間には含まれない外部での教育を受けた人は、一部の民間航空会社に転職する機会が奪われることになる。空軍のパイロット一人を養成するのにかかる費用は、F16戦闘機のパイロット(養成期間33カ月)で18‐21億ウォン(約1億8100万‐2億1200万円)にもなる。
空軍としては、熟練したパイロットを一度に失うことには不満を感じているものの、パイロットの転職を防ぐ対策は十分とはいえない状況だ。除隊後に民間航空会社に就職すれば、待遇がはるかに良くなることに加え、最近は世界的にパイロットの「レベルアップ」を求める傾向にあり、航空各社があらゆるメリットを与えて彼らにオファーをかけているからだ。
写真提供=韓国空軍
張一鉉(チャン・イルヒョン)記者
李衛裁(イ・ウィジェ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS