田辺でUターンフェア 参加者は減少傾向
紀南地方での就職を希望する人を対象にした合同企業説明会「Uターンフェア」が12日、田辺市内で開かれた。参加企業は、昨年より2社多い53社。昨年並みの184人が来場し、真剣な表情で各社のブースを回った。
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来春卒業予定の大学、短大、高専、専修学校生や一般のUターン希望者を対象に毎年、盆時期に開いている。16回目。田辺商工会議所や周辺自治体の商工会、ハローワークなどでつくる実行委員会が、同市文里のガーデンホテル・ハナヨアリーナで開いた。
参加企業数は初回(1992年)の59社が最多で、その後30社台に減少したが、2004年に40社台に、昨年から50社台に回復している。
参加者数は00年の272人が最多で、ここ数年は減少傾向。184人のうち転職希望者は124人、新卒者60人だった。
実行委は「参加社数の増加は景気回復の兆しとも受け取れるが、まだ回復を実感させる話は地元の企業からは聞けない」と慎重な見方。就職希望者の地元志向は相変わらず強いものの、ニーズに十分応えられない状況が続いていると話す。
来場者の減少傾向については「転職希望者と新卒者の比率はほぼ例年並み。都市部で求人倍率の改善が見られ、新卒者の就職が早めに決まっていることも一因ではないか」とみている。
デザインの専門学校を出て大阪市内で就職、今は休職中という田辺市の男性(22)は「県外に出て地元の良さが分かった。デザインの技術が生かせそうな1、2社を回る。公務員試験も受けるつもり」と話した。
一方、昨年も参加した電子機器製造会社は「即戦力のエンジニアを探しているが理工科系出身者が少ない」。教育関連企業は「再来年の就職を考え、早めに聞きに来る学生もいた」と、参加企業の反応は業種によりまちまちだった。
【184人が来場したUターンフェア(12日、田辺市文里で)】
('07/08/14)