基本的人権と個人の権利について(2)【森田レポート】
■本日の要点
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昨日より、『基本的人権と個人の権利について』をシリーズでお伝えしております。本日はその二回目です、それでは本文をご覧下さい。
◇基本的人権と個人の権利について
無数の権利のなかの『自由に生きる権利』について昨日申し上げましたが、今日は枝葉の権利と、その獲得方法について申し上げたいと思います。
生きているなかで大切な気持ちに『人から嫌な言葉や態度を取られない』ことがあります。昔、大学時代と言っても、ほとんど大学には行きませんでしたが、人間の習性を調べようと思って、ガソリンスタンドでアルバイトしました。
上司は身長160センチくらい30代の男性(私は175センチで当時は大きい方でした)でした。最初の一週間は『弱々しく振る舞った』のですが、途中から彼は『偉そうな態度で、見下して私に対応する』ようになりました。そこで次の1週間は『何か文句があるのか』と強い姿勢を示したところ、突然弱気になってしまい、私に遠慮するようになりました。
この時に分かったことは『中身のない人に、弱い態度を取ると、良く分からないので単純に威張ってくるため、中身のない人には引いてはいけない』ということでした。
実は高校時代に綺麗な事務の女性がいました。私はその人に少なからず好意を抱いていたのですが、ある時その女性から『あなたは八方美人ね』と言われました。私は出来るだけ皆が仲良くした方が良いと思っていましたので、波風が立たないようにしていたのですが、それが八方美人という蔑視語を直接言われてしまったのでした。
そこで、その後の私は好戦的な人間に180度転換しました。そして、30歳の時に税理士試験の委員に『森田さんは10人に会うと、10人全員が敵になるのではないですか』と言われました。当時私は100人前後の会社の役員をしていましたので、その人は私を攻撃するために言ったのではなく、私にアドバイスをしたいと思って言ってくれたのです。
私は、『そうですね、会う人のほとんどは敵になりますね』といいました。何故かと言いますと、他人の欠点が見つかった時に『あなたはここが悪い』ということと、どうれすれば解決出来るかということを、くどい程言い続けていました。
私としては相手に対して好意で言っていたのですが、相手にすれば『治らない事』を直せと言われているわけですから不愉快なだけだったのですが、それが分からずに話し続けたり、議論になった時には『逃げ道がないほど徹底的に相手をやり込めていた』ので、当然ですが会う人のほとんどが敵か私を嫌いな人になりました。
そこで、その先生がくれたアドバイスは『10人とあったら、味方一人、敵一人、あとの八人は中立にする』という生き方をした方が良いですよというものでした。中立にする方法は『どうすれば良いのか』と聞いたところ、遠慮するのではなく、逃げ道を作ってあげれば良いんですよと言いました。
しかし、どうすれば逃げ道を作ってあげられるかを分からずにいたのですが、ある日突然逃げ道の作り方が分かりました。それは最後に二つの事をすることでした。
一つは『私も言い過ぎた』言って誤ることと、もう一つは『誰でも一つは良いところを持っている』ので、その良いところを必ず最後に言う事でした。
誰でも良いところを伸せば素晴らしい人間になりますし、失敗の数を減らせばトータルでは優秀な人間になるからです。
つまり、人に対して『へりくだらずに、出っ張らずに』その場で何かを主張するか、さらに、何も言わないで主張することが出来れば、敵は作らず、見下した人間を作らない事になります。
では、もう一歩進んで『他人が自分から引いてくれる』にはどうすれば良いのかこれは究極の処世訓です。そして、これは非常に難しいことですが、やろう思えば出来ることでもあります。
それは『何か』他の人が認めるものを持つことです。例えば、16歳の浅田真央ちゃんですが、彼女はほとんどの大人が『一人前以上の対応=相手を立てる対応』をしてくれます。それは彼女のスケートが素晴らしいからです。
この対象は何でも良いのです。例えば、何時も努力し続けていて、他の人ならば投げ出す局面でも投げ出さずに努力出来れば、これは『自分には出来ない』とか『この人は素晴らしい人だ』と人が思ってくれます。そう思ってくれれば『その人は自分を立ててくれます』ので、心地好い人生を歩むことが出来ます。
社会人1年生や転職したばかりの時に『この手法』を使いますと、会社ではその後の居心地が『格段』に違ってきます。どうすれば良いのかと言いますと、最初の6ケ月間の行動を自分が出来る極限まで行うことです。
人間は誰でも『相手に対してイメージ』を持ちます。苦手な人は『イメージが残っていますので、何時までたっても苦手意識が変わらない』ように、イメージは一度作られますと、なかなか修正することが出来ません。
過去に私は何回か転職していますが、二回目以降の転職ではすべてこの手を使いました。それは6ケ月間、誰よりも早く会社に行き、誰よりも遅く会社を退社し、土日祭日はほとんど休まず、出来るだけ多くの成果物を提出し続けたということでした。
そうしますと、このような人間はいませんので、最初はおべっか使いと思っていたと人も、この人間にはかなわないので、何をしてもかかわるのを止めようと先輩や上役が思うようになりますし、社長や役員、部長も一目置いてくれるので、先輩や同僚も一目置くようになります。
何をして良いか分からない人はどうするかですが、私の場合の経験談を言いますと、ある会社に入った時には『自分が配属された部』の書類をすべてチェックして、月8万円の月給の時に『年間で3000万円の経費削減』を行いました。
入社当初は何も知らないのですから最初から出来るとは思っていませんでしたが、書類を1週間くらいチェックしている間に『なにかおかしい』ということを発見し、それを調べたらラッキーにも『3000万円の削減』になりました。
私は鶏頭牛後(けいとうぎゅうご)で250名以下の社員数の会社を選んでいましたので、目立つことが出来ましたが、社員数が多い企業では無理だと思います。
鶏頭牛後(けいとうぎゅうご):大きな集団で人の尻につくよりも、小さな集団でいいからその頭領になれという教え。
また別の会社では、予算制度が『社員をだますインチキ』でした。ここを直そうと思ったのですが、予算を知りませんでしたので、まずは予算の本を買ってきて勉強し、自分なりの予算のモデルを作りました。
今でも使えますが、実質予算と標準予算と許容予算の三つの予算を作りました。1年掛けて予算の概要を作り、経理部長に持っていったら、その会社は社長のワンマンでしたので誰も社長に対して何も言えないので一蹴されました。
続いて総務部長、常務、専務と時間を取ってもらったのですが、誰も相手にしてくまれませんでした。そこで社長秘書に話して社長の時間を取ってもらい、1時間話したのですが、社長は「面白い、やってみよう」ということになりました。サラリーマンとしては越権行為です。私はどこでも越権行為をしていましたし、社長と私は対等だと思っていましたので自然に出来ました。
今思えば、それが出来ない会社など魅力がないので『自分から辞める』という開き直りが最初からあったからだと思いますし、ケンミレもそういう会社です。
レポート担当:森田 謙一