TOEIC、産業カウンセラー、簿記……資格が仕事につながった!
未経験の職種に転職できた、上司に認められた、知識が深くなって仕事が楽しくなった――。目指す資格を取ったら、お仕事ライフがハッピーになったという読者3人それぞれの、工夫が詰まった勉強法や資格の生かし方を紹介します。
http://woman.nikkei.co.jp/skillup/article.aspx?id=20070510f3000f3&page=1
■幅広く使われるコミュニケーション英語能力テスト
英語によるコミュニケーション能力を評価するテストで、社員採用の際に人材測定の基準にするなど、企業で幅広く活用されている。「600点以上」を基準にする企業も多い。高いスコアも3年以上経過すると意味がないので、定期的に受験を。
■通訳学校で学んだ独自の方法で、生きたビジネス英語をマスター
通勤電車の中で使った英字新聞などの教材
学生の時に習得した自分の英語が、仕事では通用せずショック! そこで、25歳の時に本格的にビジネス英語の勉強を始めました。選んだのは英会話スクールではなく通訳者養成コース。聞いたことを違う言語で忠実に再現するヒヤリング力、記憶力、集中力を徹底的に訓練しました。
片道1時間の通勤電車の中では、行きに英字新聞、帰りに日経新聞を読む勉強法を実践。続けるうちにフレーズの意味を予測できるようになり、効果は抜群でしたね。
結果、TOEICでいい点数を出せて転職の際にも注目してもらえました。今では国際法務として海外との電話会議をするなど、英語は仕事に欠かせません。今後は留学する予定で、米国の弁護士資格の取得を目指しています。
■働く人の様々な問題をサポート
心理学的な手法を用いてカウンセリングを行い、職場で悩みを抱える人が自ら不安や悩みを解決できるように援助する役割を担う。人事や教育関連の部署で活躍が期待できる。うつ病などで休職した社員のスムーズな復職も最近の問題。社員のメンタルヘルスケアは企業の大きな課題なので、必要とされる場面が増えそう。
■資格の勉強をしてみたら、仕事への迷いがふっきれた
今もテキストは必要に応じて読み返す
前の会社でも保健師として働いていましたが、周りに目標となる人を見つけられず、行き詰まりを感じていました。
そんな時、会社のカウンセラーから「勉強してみたら視野が広がるかも」とアドバイスを受け、産業カウンセラーの勉強を開始。隔週1回で、朝から夕方までの講座に通いました。講座では、様々な年齢や仕事の人と知り合いになれ、楽しく勉強できたし、刺激になりましたね。
勉強を通して、「相手の話をよく聞くことが助けになる」ことを学び、まだ仕事でやれることがあるな、と気付いたことが大きな収穫。その後、今の職場に転職する際にも、資格は注目されました。今後は、社員のメンタルヘルスについて、研究を深めていきたいです。
■経理の基本が身につく人気資格
財務諸表の土台となるのが簿記。すべての企業で必要となるためニーズは安定して高い。1級は超難関なので、履歴書でアピールできる最低ラインの2級が狙い目。経理職以外でも“資格があれば、なお可”という求人が目立つ。
■簿記の勉強中に転職活動。「経理はどう?」とオファーが!
職業訓練校のテキストと電卓1級の証明書
1つの会社に13年間勤め、秘書や営業事務を経験しましたが、「汎用性に欠ける」と感じたんです。そこで経理への転職を目指して簿記を勉強しました。残業が多い仕事で勉強時間がとれず、退職して勉強に専念。午前中は簿記のスクールに通い、講座がない日は自習室を活用。午後は英会話スクールに通いました。
同時に転職活動も始めたものの、実務経験がなく資格もまだ取れていない状態ではなかなか見つからず……。あきらめて営業事務で応募した会社から、「勉強中ということなら、経理をやりませんか?」と声をかけてもらったのです!
念願の経理の仕事をしながら、今年日商の簿記2級を取得。今はTOEIC高得点と簿記1級を目指して勉強中です。
[日経WOMAN 2006年9月号より